生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと【1巻が期間限定で無料】
表紙から陰惨な雰囲気の漂う「生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと」がまんが王国にて、期間限定で1巻無料だったので読んでみました。
まさかのタイムスリップもの。しかし、こんなただただクズな主人公は、見たことがない。でもだからこそ先の展開が読めなく、夢中になって読んでしまう魅力があります。
生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのことのあらすじ
向井 和也(むかい かずや)32歳、無職。
今日は久々に用事のある日だ。小学校からの友人、小杉 京太(こすぎ きょうた)と安田 杏奈(やすだ あんな)に用があると誘われた。
わざわざ呼び出してきて、何の用かと思ったら"妊娠3ヵ月"の報告。
そう、京太と杏奈は、今年結婚していた。そして、そんな杏奈のことを、和也は密かに想っていた。小さい頃からずっとだ。
和也は漫画家志望のニート。それに比べ京太は大手広告代理店に勤めるエリート、優しくて美人な奥さんもいる。どうしてここまでの差がついた・・・。
京太と杏奈と別れた後、和也は一人で飲み明かし、気づいたら母校の小学校の前まで来ていた。
出来心で校内に侵入し、昔、杏奈の座っていた席の前まで来る。
そして、こともあろうか、元・杏奈の席にかかっていた体操服を使い、オナニーを始めてしまった!!
しかも、その様子を警備員に見られてしまい、追われてしまう!!
屋上に逃げた和也は、フェンスまで追い込まれ、バランスを崩して落ちてしまう。
その時、和也は走馬灯ではなく、自分の知らないリア充人生を歩む自分を見た。
「(もし人生をやり直せたら、絶対こんなリア充人生を・・・)」
ゴッ
和也は死んだ。死んだはずだった。
しかし、気が付けば、目の前に小学校の頃の杏奈が!?窓に映る自分の姿も若くなってる!?
まさか、人生やり直したいとは思ったけど、本当に小学生の頃までタイムスリップした!?
生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのことの主な登場人物
向井 和也(むかい かずや)
32歳。無職、童貞。漫画家志望だが、何の賞に応募しても、結果はさっぱり。
母校の屋上から落ちた事によりタイムスリップし、小学校6年生の時まで戻る。
今回の人生こそ杏奈を自分のモノにすると企んでいる。
小杉 京太(こすぎ きょうた)
和也の数少ない友人。大手広告代理店に勤めている。今年、杏奈と結婚した。
元の歴史では、中学2年の時から杏奈と付き合っている。が、実は小学校の時から両想い。
安田 杏奈(やすだ あんな)
和也の数少ない友人。今年、京太と結婚した。現在妊娠3ヵ月。
とても優しい子で、和也のような最低人間でも、友達として大切に想っている。
※ただ単に和也の本性に気が付いていないだけかもしれないが・・・。
生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのことの感想
私はね、タイトルからして「今まではクズだった主人公が改心して、アンナって娘のために人生を使う」みたいな話だと思ってたんですよ。
ところがどっこい、真逆じゃないか!!この主人公、本当に最低な奴なんですよ!!
タイムスリップして、小学6年生の身体で「パンツ見せて、中身も」とかアンナに言う、ロリコンの風上にも置けないヤツです。
ロリコンっていうのは、そういう風に性の対象としてみるのではなく、愛でるものだろ、と(#゚Д゚)プンスコ
ってか、6年生の身体で、6年生に向かって「パンツ見せて、セックスさせて」とか、心底キモチ悪い。
こんなド外道、悪役でも滅多に見かけないレベルなのに、これが主人公なんだもんなぁ。この漫画、ぶっ飛んでるよw
でも、だからこそ面白い。タイムスリップ自体は使い古された設定だけど、こんなただただクズな主人公、見たことないもん。
1話から伏線張ってて、和也以外にもタイムスリップしてそうなヤツもいるし、先が気になるなぁ。
この漫画に関しては、無料になっていない2巻以降も絶対に読みたい。